バルセロナにあるの集合住宅。
1905~1910年にガウディが建設しました。
巨大な石造りの建物であることから、
通称「ラ・ペレドーラ(石切り場)」と呼ばれています。
建築当時、波打つ岩肌に穴をうがったような外観や山脈のように起伏する屋根、不規則に立ち並ぶ煙突、海藻を連想させるバルコニーの装飾など、周囲のどの建物とも相いれない斬新なものでした。そのため、建築当初の評判は必ずしも良いものではありませんでした。しかし、二つの中庭を中核とする建物のゆるやかな曲線や採光の方法は十分計算されており、ガウディの作品のなかでも完成度の高いものの一つとなっています。
1984年、グエル公園、グエル邸とともに世界遺産に登録されました。
(『ブルタニカ国際大百科事典』(2009 小項目電子辞書版)を参考および引用しています。)